アーユルヴェーダでのケア

アーユルヴェーダではかなりたくさんの施術方法があり、日本で知られているのはその中でもごくわずかな部分のみです。
日本でよく行われている施術方法としては、体にセサミオイルとたっぷりと塗ってマッサージをしていくというものですが、これは正確には「アヴィアンガ」と呼ばれる施術方法です。
アヴィアンガでは人肌くらいの温度にしたオイルと体に大量に垂らして、ハンドマッサージをしながらそれを揉み込むという方法をとります。
他にもシーラダーラという額にオイルをゆっくり垂らしていく施術方法も日本では有名です。
なおオイルを使ったマッサージ方法として、施術をする人が2人で行う場合には名称は「サルヴァンガダーラ」というふうに変わります。

オイルマッサージをするときには、純度の高いセサミオイルにいくつかのハーブを調合してそれぞれの体質にあった効果のあるオイルを作り出します。
代表的なものをいくつか紹介していくと、まず「ナーラーヤナ タイラ」というオイルがあります。
「ナーラーヤナ タイラ」は、セサミオイルをベースとしてそこにアシュヴァガンダを始めとする全26種類のハーブにミルクと、岩塩に10種類のハーブの根を使って精製していきます。
主に乾燥肌の人のための施術に使われ、体内の循環や毛穴などの詰まりを解消するという効果があります。
同じように「トリパラ― タイラ」というオイルでは、ハリータキー・ヒビタキー・アーマラキーという3種類のハーブをセサミオイルに混ぜていくことで作ります。
こちらは抗酸化作用が強いのでアンチエイジング効果があるとともに、皮膚の代謝を促す作用があります。

セサミオイルはそれら数多くの施術用オイルのベースとなっており、そこにハーブなどを加えてより施術方法に合った配合に仕上げていきます。
アーユルヴェーダに使用されるハーブには上記に挙げたものの他に、ツボクサ(ゴツコラ)やトゥルシー(ホーリーバジル)といったものが特徴的です。
この二つはアーユルヴェーダでの施術の中でも若返り効果が高いものとして知られており、オイルに混ぜてマッサージに使用するだけでなく、ハーブ独自に乾燥などをさせてお茶として飲むこともできるようになっています。
ツボクサは世界的に若返り薬として配合されてきた歴史もあるほどのハーブで、お茶にして飲むだけでもストレスに対する免疫力を高めたり、記憶力を増進する効果のあるコルチゾールを分泌させるという効果もあります。