セサミオイルとごま油の違い

セサミオイルとは胡麻(セサミ)を圧搾し、油成分を取り出してろ過したもののことを言います。
天然の胡麻を搾って生成する油としては、日本でもおなじみの食用ごま油があります。
ごま油は日本国内においては数多くのメーカーから販売されていますが、
特徴としては黄金色の液体に、菜種油やコーン油とは違った独特の匂いがあるのが特徴です。
食用のごま油の中には、この色や匂いを非常に純度の高いろ過方法を採ることで取り除いた
「太白胡麻油」という製品もあります。
アーユルヴェーダでのマッサージに使われるセサミオイルは、
この純度の非常に高い「太白ごま油」に近いものであると言われています。

セサミオイルがマッサージに使われるのなら、
安価に購入できる食用ごま油を使ってもいいんじゃないか?と思う人がいますが、
食用として販売されているごま油を体に塗るのはおすすめできることではありません。
食用として販売されている一般的なごま油の場合、マッサージ用キャリアオイルの
セサミオイルに比べてかなり純度が低く、不純物が入っています。
体に塗ってみたら匂いもきつく、具合が悪くなってしまったという人もいるので、
食用のものを肌に広く塗るようにするのはやめた方がよいでしょう。
では純度の高い太白ごま油ではどうかというと、
こちらは肌に塗布しても他のごま油に比べて体への影響は悪いものではありません。
太白ごま油の中でも高級品として販売されている透明の無味無臭のごま油は、
インドから輸入されるものとほとんど成分的には変わりがありません。

ただし、キャリアオイル用として販売されているセサミオイルの場合、
マッサージに使用しやすいように独自の工夫がほどこされているものがほとんどなので、
無理に太白ごま油をマッサージ用に使用する意味はないように思います。
素直にマッサージ用や美肌用として販売されているセサミオイルを購入してみてください。
本場インドにおいては、マッサージを行うときに使用されるキャリアオイルが良質かどうかで、
そのサロンの良し悪しが判断されているといいます。
プロのインドマッサージ師になると、施術を受ける人の体質に合わせて使用するキャリアオイルを
使い分けるというので、やはり微妙にセサミオイルの配合にも違いがあると推測できます。
アーユルヴェーダでは、セサミオイルにプラスして数種類のハーブも配合されます。
同じようなセサミオイルにも、よく調べてみると細かい差があるものですね。